埼玉県新座市の洋菓子製造工場から冷凍の洋菓子を積んで、新宿区の店舗に配送していた時の事例を紹介します。

朝5時くらいに新座市の洋菓子製造工場に向かいます。製造工場にはほぼ人がいない状態です。

その為自社でしっかり把握して商品を運んでいかなければなりません。工場に入っていくと決まった場所に伝票が置いてあり、それを見て本日持っていく商品を確認していきます。

こちらの製造工場には冷蔵庫や冷凍庫が完備されており、大きさの違う部屋がいくつか存在しています。

商品によって置いてある部屋が違うので、商品によって部屋がどこなのか覚えておかなければなりません。

人がいない製造工場では、誰かに尋ねることもできないので、前もってマニュアルを自社で用意しておきます。

何も分からないままマニュアルは作れないので、初めに試走という形で取引先のお客様と一緒に配送にいきます。

積み地の製造工場では、先程も言った様に商品によって置いてある部屋が違うので、お客様にどの商品がどこにあるのかをしっかり確認しておきます。

積み方・卸し方・置いてる場所などを細かく確認した上で、全てをまとめてマニュアル化していきます。

自社のどのドライバーが行ってもスムーズにできる様にするため、マニュアル作成はしっかりと行っております。

積み込む品物の形は様々です。小さな洋菓子が沢山入った番重や、お菓子が割れないようにダンボールに梱包されていたり、袋詰めされていたりと形は様々です。

このように形がバラバラの商品を各部屋から見つけて荷台に積んでいきます。限られた荷台のスペースに積んでいくので、積み方も工夫していかなければなりません。

ダンボールに梱包された商品は形もしっかりしていて安定感もあるので、荷台の奥のほうに積み上げていきます。

次に安定感があるのが、番重にまとめられた商品です。

番重に入った商品は重ねる事ができるので、ダンボールとの隙間をうまく埋めながら積んでいきます。

最後に袋詰めされたお菓子や細かい商品になります。この形になるとなかなか重ねたりする事ができないので、手前の空いているスペースに置いていきます。

割れやすいと判断できるものに関しては、毛布などで包んでまとめて積んでおきます。

このようにして形によって積み方を変えながら、安全に運ぶための工夫をしています。

 

配送に使っていた車は、冷凍専用の軽車輌です。詰める量は限られてきますが、新宿区の卸し先は大通りに面しているので、軽車輌だと他の車輌の妨げにもならず作業する事ができます。

卸し先では商品をお店の方にお渡しして完了になります。

商品をお渡しするときに壊れやすいお菓子なので、荷台で崩れていたり破損してしまったりという事がない様に、事前にしっかりと注意を払いながら商品の積み・卸しや配送の仕方を考えております。