ケーキ製造工場から催事会場へ配送した時の事例を紹介したいと思います。
まず弊社の営業所(戸田市笹目)からさいたま市浦和区のケーキ製造工場へ向かいます。

こちらの業務では軽の冷凍・冷蔵専用トラックを使用します。弊社の軽トラックは運ぶ商品によって温度設定ができます。
今回のケーキの場合は冷蔵の商品になるので、荷台の中をプラス5℃に設定して配送させて頂きました。

さいたま市浦和区のケーキ製造工場へはご依頼されたお客様からの要望もあり、13:00頃を目安に伺います。

到着して工場の方へ声をかけると、出来上がったばかりのケーキを番重に入れて1ケースずつ渡してもらいます。

ケーキのタイプはホールの様な大きいサイズでは無く、小皿にのるくらいの小さなサイズで、デコレーションが沢山付いているタイプでした。

例えばショートケーキにチョコレートの装飾やアメ細工が付いていたり、シュークリームの生地にはさまれて生クリームがはみ出るほどデコレーションされていたりと、様々なタイプのケーキを運ばせていただきました。

基本的には一つ一つ箱などにパッケージされていません。

店頭にそのまま並ぶので、むき出し状態のまま番重の中に並べられています。
その為、ちょっとした振動でもケーキの形が崩れてしまう恐れがあります。

工場のスタッフの方から手渡しで番重を受け取るのですが、斜めにならない様に番重を平行に維持したまま、慎重に軽トラックに積んでいきます。

受け取る番重の数は20ケース程になります。軽トラックの荷台には番重が3列に並ぶので、3段に重ねて奥から詰めていきます。

壁との間に少し隙間も空いてしまうので、予め用意しておいた毛布などを使って、隙間を埋めて行きます。

この作業をする事で運転中に番重が滑ってケーキが崩れるという事はなくなります。

こちらの業務が始まった当初は、番重にフタが付いてない状況だったので、ゴミやホコリなどが何かの拍子で入ってしまう恐れがあると考えました。

それを避けるためにも、ご依頼頂いたお客様に相談し3段重ねの一番上の番重にはフタを付て頂くようお伝えしました。

より安全に運ぶために、お客様と相談させていただきながら、お互いのベストな配送(運送)方法を見つけていけたらと思っております。

全てのケーキを軽トラックに積んだ後、越谷市南越谷の催事会場へ運んでいきます。

運転する時も荷台の事を考えて、慎重に進んでいきます。商品を運ぶ上で基本的な事ではありますが、急ハンドル・急減速・急加速には十分注意しながら運転していきます。

ちょっとした段差でも、ケーキが崩れてしまう恐れもあるので、スピードも意識して運転していかなければなりません。

催事会場へ到着したら、お店の方に番重ごと手渡ししていきます。こちらでも番重が斜めにならないように、平行を維持したまま渡していきます。

ケーキはとても繊細な商品なので、配送する側も繊細に取り扱わなければなりません。
ドライバーは沢山の配送(運送)経験を生かし、細やかな事に意識を配りながら運び方・運転の仕方を工夫して実践しております。